神戸市垂水区のなかがわ歯科です。
結論からお伝えすると、
口と口の接触で虫歯はうつる可能性があります。
虫歯菌は唾液を通して、感染します。
厄介なのは接触だけではなく、飲み物や食器の共有でも虫歯菌の感染原因になります。
特に生まれたての赤ちゃんは虫歯菌がいない為、
子供がかわいいからとキスをすると
大人の虫歯菌が入り込んでしまうリスクがあります。
一方で自身の口の中にある虫歯菌が
自身の他の歯を虫歯にしてしまうのではと考えられがちですが、
それはうつらないのです。
虫歯菌が他人からうつった場合、
虫歯になるリスクは発生しますが、
その菌が原因で他の歯を虫歯にしてしまう事はありません。
この点に関しては安心できるでしょう。
自分の中に虫歯菌があるのか調べれるのかについては、
一部では唾液検査から虫歯リスクを判定できる検査もあるようです。
しかし、口の中にはそもそも900種類ほどの菌が存在していると言われており、
虫歯菌があるからといって、虫歯になると神経質に心配する必要はありません。
子供の頃は可能な限り気をつけてあげた方がよいかもしれませんが、
大人がそこまで虫歯菌を気にする必要はないのです。
現実的に考えて、大人が日常生活の中で虫歯菌のリスクを回避する事は不可能…つまり人生で虫歯菌がうつらないというのは不可能ではないでしょうか。
それより大事なのは予防やケアに目を向ける事が重要です。
フッ素や歯磨き、定期的なメンテナンスをする事の方が、
よほど予防になります。
そしては歯には虫歯だけではなく、歯周病等他の病も潜んでいます。
虫歯菌がうつる事が心配という事よりも、
虫歯や歯周病などに、ならない為にしっかりケアしましょう。