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インフルエンザと歯の関係

今年は例年と比べるとインフルエンザ流行が早く、
相次ぐ学級閉鎖等、影響が出ています。
 
インフルエンザに関わらず、
様々な感染症が流行っているようですが、
インフルエンザ等の感染症にかかった際に
歯が痛くなった経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
この症状は直接インフルエンザが影響を与えているのではありません。
 
インフルエンザはウイルスが
喉や呼吸器に感染し増殖する事によって発症するのですが、
免疫が弱っている状態では
このウイルスを退治する事ができないので、
発症しやすいと言われています。
 
つまり何が起こって歯の痛みを感じてしまうのかといいますと、
免疫力が低下している状態は
口内の虫歯菌、歯周病菌に対する
抵抗力も弱ってしまっているのです。
 
この免疫が弱った状態によって、
虫歯、歯周病菌が活発に増殖し、
感染症にかかると同時期に歯の痛みを発症しているのです。
 
インフルエンザが直接的な影響を与えているのではなく、
元々もっていた菌がインフルエンザによって拍車をかけて
増殖しています。
 
口内は様々なウイルスが存在します。
インフルエンザも口内を通して侵入してくるケース多いのですが、
口内はウイルスが増殖しやすい場所である一方、
粘膜免疫でウイルスから体を守る重要な役割も果たしているのです。
 
つまり、口内の不衛生な状態は、
免疫力の低下を引き起こしてしまう為、
口内を清潔に保つ事がインフルエンザ等の感染症予防にもつながるのです。
 
歯のお手入れはもちろんの事、
食事の時はしっかり咀嚼し、
こまめな水分をとり、口の中を潤してあげる事も
感染症予防に大事なことです。
 
これから流行に備えてきちんと口内対策もおこなっていきましょう。

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