現在、ロシアによるウクライナ侵攻によって
凄惨な状況が続き、悲しい現実を見つめる日々が続いています。
1日も早く、この状況が落ち着く事を願うばかりです。
今回のウクライナ侵攻により、
物価の上昇など、日本にとっても今後、大きな影響が出てくるのは間違いないでしょう。
その波は歯科の現場においても実際におこっています。
現在、金属・パラジウムの価格がかなり上昇しております。
実は、歯科治療において、銀歯等の使用に金属・パラジウムといったものは治療に必須のものでして、この価格が高騰する事は業界にとって非常に衝撃が大きい事です。
金属価格が急激に高騰しており、この影響によって歯科治療においての
治療費の上昇がどうしても避けられない状況です。
何故、今回の侵攻に関係があるのかといいますと、
保険治療での被せ物や詰物などに使用するパラジウムはロシア産が多いのです。
このパラジウムにおいてはロシアが世界有数の産出国で、世界全体の40%ともいわれております。
さらに4月からの点数改定によって、結果的に歯科治療のご負担額が増えてしまいます。
この影響は少なくとも秋頃まで続くのではという声もあります。
どのような状況になるかは誰しも検討つきませんが、今はこの状況を耐えるしか方法がありません。
患者さんにおかれましても、ご負担額が上がることにより、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただければ幸いです。