子供の頃からの歯のケアは非常大切です。
中でも虫歯菌を寄せ付けないのが一番。
子供の歯を虫歯から守るための歯磨きの習慣付けのポイント、そしてその他の注意点についても情報を紹介いたします。
大切な子供の歯が虫歯にならないためには、とにかく毎日の歯磨きに尽きます。
乳歯が生えてくる時期には個人差がありますが、早ければ生後3ヵ月くらいから、遅くとも1歳近くから始まります。
自分で歯ブラシが持てるようになるまでは、ふき取るタイプのクリーナーでこまめに拭いてあげましょう。
就園くらいの時期から子供は自分自身で歯ブラシを持ち、磨けるようになります。
しかし入学前くらいまではまだ磨き残しも多くあります。
食後の歯磨きの習慣を付けながらも、できれば仕上げ磨きまでしてあげるとなお良いでしょう。
ただどうしても嫌がってしまうようであれば無理強いはせず、口を十分にすすぐことに代えても構いません。
小学校に入るころには一人である程度のブラッシングは可能になり、また歯磨き指導も授業の一環として行われます。
この時期は歯の生え変わりが最も盛んで、抜けては生えることが頻繁に起こります。
そんな時、乳歯であればたとえ虫歯になっても新しい永久歯が生えてくるから大丈夫、という認識は間違いです。
なぜなら、乳歯の時にできた虫歯菌が歯の根元やその周辺などにも生息し、永久歯が生えたときにそのまま付着する恐れがあるからです。
このように、子供の歯を守るには原因となる虫歯菌を寄せ付けないことが重要ですが、そのほかにも気を付けたいのが甘いお菓子です。
虫歯予防の観点でいえばできるだけ避けたいですが、多くの子供は甘いものが好きです。
無理に我慢させる必要はもちろんありませんが、糖分が虫歯菌にとって最適な餌になることを十分に意識しましょう。
おやつを食べたら歯を磨いたり口をすすぐ、また飲み物はジュースではなく、水やお茶などを飲む習慣をつけるべきです。
甘いもののとり方も食後のみ・3時のおやつ等ま決まった時間では大丈夫ですが、常にだらだらと口の中に甘いものが入っている状態(飴、キャラメル等)はさけるべきです。
さらに、虫歯菌の原因は他にも、家族感染というルートもあるので油断できません。
スプーンや箸などを共有することで、両親の口腔内に残留した雑菌が繁殖するケースもあります。
衛生上の問題もあるため、食器は個人のものを使いましょう。
ちなみに鍋物を一緒に食べるのは問題ありません。
まとめになりますが、子供の歯を守るために必要なのは、食後の歯磨き、そして甘いものの摂取に気を付けることです。
幼少の時期から歯磨きをするように習慣付け、甘いお菓子の食べ方にも十分注意しましょう。
食べたら口の中をきれいにする、この積み重ねが大切な子供の歯を守ります。