朝晩の冷え込みが一段と厳しくなる11月。
大きく季節が移り変わるこの時期は、
お口の健康にも様々な変化が現れやすい季節でもあります。
今月は11月の口腔ケアのポイントと、
この時期ならではの注意点についてお伝えします。
・冬の食材
みかんがご家庭に並ぶ時期でもあります。
みかんは健康に良い食材ですが、
酸性度が高いため、食べ過ぎると歯のエナメル質を溶かす可能性があります。
食べた後は30分ほど時間を置いて歯磨きをする、
または水で口をゆすぐことを心がけましょう。
・暖房による口腔乾燥
多くのご家庭で暖房を使い始める時期です。
暖房により室内の空気が乾燥すると、お口の中も乾きやすくなり、
唾液の分泌が減少してしまいます。
そうなると虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。
室内では加湿器を使用し、湿度を50〜60%に保ちましょう。
また、こまめな水分補給もポイントです。
・インフルエンザ予防と口腔ケア
インフルエンザが流行しています。
実は、口腔内を清潔に保つことは
インフルエンザ予防にも非常に効果的なのです。
口腔内の細菌が産生する酵素は、
インフルエンザウイルスの感染を助長してしまいます。
丁寧な歯磨きと舌のケアで口腔内の細菌を減らすことが、
全身の健康維持につながります。
今年も残すところ後僅か、
お口の状態を健康に保って師走を乗り越えていきましょう

